“深谿”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ふかだに	50.0%
しんけい	50.0%

ふかだに

くらくなりし山を流るる深谿（ふかだに）の水（みづ）の音（と）きけば絶えざるかなや

つゆじも (新字旧仮名) ／ 斎藤茂吉(著)

山なみの此処にあひ迫（せま）る深谿（ふかだに）を見おろすときに心落ちゐず

つゆじも (新字旧仮名) ／ 斎藤茂吉(著)

しんけい

唐（たう）の玄宗（げんそう）、南（みなみ）の方（かた）に狩（かり）す。百官（ひやくくわん）司職（ししよく）皆（みな）これに從（したが）ふ中（なか）に、王積薪（わうせきしん）と云（い）ふもの當時（たうじ）碁（ご）の名手（めいしゆ）なり。同（おな）じく扈從（こじう）して行（ゆ）いて蜀道（しよくだう）に至（いた）り、深谿（しんけい）幽谷（いうこく）の間（あひだ）にして一軒家（いつけんや）に宿（やど）借（か）る。其（そ）の家（いへ）、姑（しうと）と婦（よめ）と二人（ふたり）のみ。

唐模様 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

深	常用漢字 小３ 部首:⽔ 11画
谿	漢検1級 部首:⾕ 17画