“弥勒菩薩”の読み方と例文
読み方割合
みろくぼさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夢徳寺むとくじから弥勒菩薩みろくぼさつの金像を背負って出で来た貫一の行手に、またもや縞馬姿の刑事が立ちふさがったのには、さすがの貫一もぞっとした。
あの観音様は童子の御姿だとも言い、あるい弥勒菩薩みろくぼさつだとも伝えますが、美しいという点では、血の通っている十六歳の美人でも及びません。
世界の一番おしまいに出て来るという弥勒菩薩みろくぼさつの像をきざんで、その中に封じ込めて『男見るべからず』と固く禁制しておいた。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)