“みろくぼさつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
弥勒菩薩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北に弥勒菩薩みろくぼさつのお堂がございまして、あの辺には一帯に松柏の類が繁茂いたし、胆吹名代の薬草のございますのも、その辺であると伺いました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
玄宗げんそう楊貴妃ようきひの七月七日の長生殿の誓いは実現されない空想であったが、五十六億七千万年後の弥勒菩薩みろくぼさつ出現の世までも変わらぬ誓いを源氏はしたのである。
源氏物語:04 夕顔 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ところが白氏は台所婆なぞを定規にして詩をった人なので、気の毒に其の益をも得たろうが其弊をも受け、又白氏は唐人の習い、弥勒菩薩みろくぼさつの徒であったろうに
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)