“仏菩薩”の読み方と例文
旧字:佛菩薩
読み方割合
ぶつぼさつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「泣くな。泣くな。せめては今日きょう会っただけでも、仏菩薩ぶつぼさつ御慈悲ごじひと思うがい。」と、親のように慰めて下さいました。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この点は各種の宗教のともに論ずるところなれども、今これを仏教にたずぬるに、仏菩薩ぶつぼさつをもって無上の快楽、無上の知恵を有するものなりという。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
仏菩薩ぶつぼさつはインド風あるいはギリシア・ローマ風の装いをしているのに、何ゆえ護王神の類はシナの装いをするか。それに対してわたくしはこう答えたい。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)