“仏陀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶっだ60.6%
ぶつだ27.3%
ほとけ6.1%
みだ3.0%
ブーダ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「沢庵は仏陀ぶっだの一弟子、わしが訊いたとて、わしが裁くわけでも何でもない。弥陀みだのお胸に問うてみる、取次ぎをして進ぜるのみだ」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
例えば仏陀ぶつだの幽玄な哲学は、一切の価値を否定することに於て、逆に価値の最高のもの(涅槃ねはん)を主張している。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
すなわち仏陀ほとけが説かれたもの、という意味から、翻訳の当時、多くの学者たちが、いろいろ考えたすえ、「経」と名づけたのであります。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「この中で、法然房ほうねんぼうのことばを真に汲みとって、即座に、仏陀みだの恩寵を感じ、この世をば、この肉眼で、万華まんげの浄土と眺め得られるものは、おそらく、綽空とその妻とが、第一であろう」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
仏陀ブーダドラゴン……。」とマブーフ氏は口の中でくり返した。