“弥勒寺”の読み方と例文
読み方割合
みろくじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その途中から支流は東の方に向い、弥勒寺みろくじの塀外を流れ、富川町とみかわちょう東元町ひがしもとまち陋巷ろうこうを横ぎって、再び小名木川の本流に合している。
深川の散歩 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
机竜之助は、あの晩から再び弥勒寺みろくじの長屋へは帰りませんでした。染井の化物屋敷へも姿を見せた形跡はありません。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
庄太郎は、この一つ目からすぐ傍の、弥勒寺みろくじまえ、五間堀の逸見へんみ若狭守様のお上屋敷へ、屋根の葺きかえに雇われていて、きょうは、仕上げの日だ。急ぐので、中腰に、飯をかっこんでいた。