“弥勒野”の読み方と例文
読み方割合
みろくの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
写生しているそのまわりに子供たちがをかいていることもある。かれは弥勒野みろくのの初冬の林や野を絵はがきにして、小畑や加藤に送った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
弥勒野みろくのにふたたび秋が来た。前の竹藪を通して淋しい日影がさした。教員室の硝子がらす窓を小使が終日かかって掃除すると、いっそう空気が新しくこまやかになったような気がした。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
弥勒野みろくのはこのごろは草花がいつも盛りであった。清三は関さんに手紙を書いた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)