“弥勒寺長屋”の読み方と例文
読み方割合
みろくじながや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向う両国も本所だし、鐘撞堂新道かねつきどうしんみちも本所だし、老女の家も本所であるし、弥勒寺長屋みろくじながやも本所のうちであったはず。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
立ち上った時には、竜之助は、昔、甲府城下の夜の時したように、その後は、本所の弥勒寺長屋みろくじながやにいた時分の夜な夜なのように、かお頭巾ずきんに包んでいました。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
普通の人ならば文句もあるだろうが、本所の弥勒寺長屋みろくじながや以来、この人をよく知り抜いている米友です。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)