“鐘撞堂新道”の読み方と例文
読み方割合
かねつきどうしんみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向う両国も本所だし、鐘撞堂新道かねつきどうしんみちも本所だし、老女の家も本所であるし、弥勒寺長屋みろくじながやも本所のうちであったはず。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ところ石町こくちょう鐘撞堂新道かねつきどうしんみち白紙はくしうえに、ぽつんと一てん桃色ももいろらしたように、芝居しばい衣装いしょうをそのままけて、すっきりたたずんだ中村松江なかむらしょうこうほほは、火桶ひおけのほてりに上気じょうきしたのであろう。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
一旦、鐘撞堂新道かねつきどうしんみちのお蝶の主人の家へ引取った米友は、それから出直して、どこへ行くともなしに歩きながら
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)