“長屋建”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ながやだて50.0%
ながやだ25.0%
ながやだち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
砂漠のような埋立地や空地あきちのところどころに汚い長屋建ながやだての人家がごたごたに寄集ってはまた途絶えている光景は、何となく知らぬ国の村落を望むような心持である。
元八まん (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それで長屋建ながやだてで、俗にいう尺二けん店賃たなちんが、よく覚えてはいないが、五百か六百……(九十六もんが百、文久銭一つが四文、四文が二十四で九十六文、これが百である。これを九六百くろくびゃくという)
見れば山に沿ふて長屋建ながやだちの一棟あり、これに対して又一棟あり。絃歌は此長屋より起るのであつた。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)