“貸長屋”の読み方と例文
読み方割合
かしながや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此所も四百坪ほどの地面と表通りに貸長屋かしながやが数軒附いていた。もう一つは本郷千駄木せんだぎ町であった。
小径に沿うては田圃たんぼ埋立うめたてた空地あきちに、新しい貸長屋かしながやがまだ空家あきやのままに立並たちならんだ処もある。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
みねしゆう白金しろかね臺町だいまち貸長屋かしながやの百けんちて、あがりものばかりにじやう綺羅きら美々びゝしく、れ一みねへの用事ようじありてかどまできしが、千りやうにては出來できまじき土藏どざう普請ふしんうらやましき富貴ふうきたりし
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)