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貸長屋
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かしながや
ふりがな文庫
“
貸長屋
(
かしながや
)” の例文
此所も四百坪ほどの地面と表通りに
貸長屋
(
かしながや
)
が数軒附いていた。もう一つは本郷
千駄木
(
せんだぎ
)
町であった。
幕末維新懐古談:74 初めて家持ちとなったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
小径に沿うては
田圃
(
たんぼ
)
を
埋立
(
うめた
)
てた
空地
(
あきち
)
に、新しい
貸長屋
(
かしながや
)
がまだ
空家
(
あきや
)
のままに
立並
(
たちなら
)
んだ処もある。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
お
峯
(
みね
)
が
主
(
しゆう
)
は
白金
(
しろかね
)
の
臺町
(
だいまち
)
に
貸長屋
(
かしながや
)
の百
軒
(
けん
)
も
持
(
も
)
ちて、あがり
物
(
もの
)
ばかりに
常
(
じやう
)
綺羅
(
きら
)
美々
(
びゝ
)
しく、
我
(
わ
)
れ一
度
(
ど
)
お
峯
(
みね
)
への
用事
(
ようじ
)
ありて
門
(
かど
)
まで
行
(
ゆ
)
きしが、千
兩
(
りやう
)
にては
出來
(
でき
)
まじき
土藏
(
どざう
)
の
普請
(
ふしん
)
、
羨
(
うら
)
やましき
富貴
(
ふうき
)
と
見
(
み
)
たりし
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
小径
(
こみち
)
に沿うては
田圃
(
たんぼ
)
を
埋立
(
うめた
)
てた
空地
(
あきち
)
に、新しい
貸長屋
(
かしながや
)
がまだ
空家
(
あきや
)
のまゝに
立並
(
たちなら
)
んだ
処
(
ところ
)
もある。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
母はなぜ用もない、あんな地面を買ったのかと、よく父に話をして居られた事がある。すると父は崖下へ
貸長屋
(
かしながや
)
でも建てられて、汚い瓦屋根だの、日に干す洗濯物なぞ見せつけられては困る。
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
貸
常用漢字
小5
部首:⾙
12画
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“貸”で始まる語句
貸
貸家
貸借
貸金
貸浴衣
貸元
貸家札
貸遣
貸主
貸店