“かしながや”の漢字の書き方と例文
語句割合
貸長屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小径こみちに沿うては田圃たんぼ埋立うめたてた空地あきちに、新しい貸長屋かしながやがまだ空家あきやのまゝに立並たちならんだところもある。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
母はなぜ用もない、あんな地面を買ったのかと、よく父に話をして居られた事がある。すると父は崖下へ貸長屋かしながやでも建てられて、汚い瓦屋根だの、日に干す洗濯物なぞ見せつけられては困る。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)