“棟割長屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むねわりながや85.7%
アパルトマン14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、房枝には、こういう建てこんだ棟割長屋むねわりながやが、ことのほかなつかしかった。それは房枝が、まだ見ぬ両親の家を思い出したからだ。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
学校といえば体裁ていさいがいいが、実は貧民窟ひんみんくつ棟割長屋むねわりながやの六畳間だった。すすけた薄暗い部屋には、破れたはらわたを出した薄汚ないたたみが敷かれていた。
一九二九年師走デッサンブルの三日、ここも北国の慣いとて、はや暮れかかる午後四時ごろ、巴里パリー市第十一区三人姉妹トロアスウル街三番地なる棟割長屋アパルトマン
薄寒き棟割長屋アパルトマンの一室にて祝うことになったが、コン吉たるもの、風光明媚めいび、風暖かに碧波おどる、碧瑠璃海岸コオト・ダジュウルの春光をはるかに思いやって鬱々うつうつとして楽しまず、一日