“明媚”の読み方と例文
読み方割合
めいび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ポカラという所はネパール山中では甚だ美しい都会であたかも日本の山水明媚めいびなる中に別荘が沢山建ててあるかのごとくに見えます。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
やがて白骨の温泉場に着いて、顧みて小梨平こきなしだいらをながめた時は、お雪もその明媚めいびな風景によって、さきほどの恐怖が消えてしまいました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こういうものに比べて見たときに、このいわゆる「油絵」の温雅で明媚めいびな色彩はたしかに驚くべき発見であり啓示でなければならなかった。
青衣童女像 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)