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端麗
読み方 | 割合 |
たんれい | 88.9% |
あでやか | 11.1% |
佐伯氏は、
茜さんという、すごいような
端麗な顔をした妹さんと二人で
別棟の
離屋を借り切って、二階と
階下に別れて住んでいる。
この
端麗な、しかも、もと
安土城にもいたという
曰くつきの美少女を、
不問に捨て去るのは、何やら惜しい気がしてならない。
と、
頭を垂れて、ハッと云って、
俯向く
背を、人目も恥じず、
衝と抱いて、
手巾も取りあえず、袖にはらはらと落涙したのは、世にも
端麗なお町である。
其の蔭に、
端麗さも
端麗に、
神々しさも神々しい、緋の
袴の姫が、お
一方、孫一を一目見なすつて