“屋棟”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やのむね40.0%
やね20.0%
むね20.0%
やむね20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから今一つ、ひと目で気のつくちがいは三角の頂点、すなわち屋棟やのむねの葺き合わせかたが、近ごろの藁屋ではひじょうに複雑になっている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その中の三十里は日本アルプスの屋棟やねともいふべき信州を流れて、川幅が最も狭く、傾斜が最も急で、岩石の中でも、最も堅硬な花崗岩や、結晶片岩の中を流れてゐるといふ浸蝕谷であるから
天竜川 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
ッ——と一わたり、小夜嵐さよあらし屋棟むねを鳴らして過ぎる。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
戸障子のはためき、屋棟やむねのうなり、この小さな家は、今にもくだけ飛びそうである。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)