屋棟やのむね)” の例文
それから今一つ、ひと目で気のつくちがいは三角の頂点、すなわち屋棟やのむねの葺き合わせかたが、近ごろの藁屋ではひじょうに複雑になっている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ときに、藤波さん、手前のからす凧はこの通りあんな高みまであがって行きますが、金座のからす凧のほうは、どういうものか、みなあんなふうに、妙に屋棟やのむねちかくを
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)