“やのむね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屋棟50.0%
25.0%
家棟25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときに、藤波さん、手前のからす凧はこの通りあんな高みまであがって行きますが、金座のからす凧のほうは、どういうものか、みなあんなふうに、妙に屋棟やのむねちかくを
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あめかためてある百姓ひやくしやうにはつちにも蔊菜いぬがしら石龍芮たがらし黄色きいろ小粒こつぶはなたせて、やのむねにさへながみじかくさしやうぜしめる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
いゝ加減かげんおほきくなつたならみなつくしてるので、その小枝こえだとほしてくぼんだやのむねえる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
四方あたりに浮いてる家棟やのむねは多くは軒以上を水に没している。なるほど洪水じゃなと嗟嘆さたんせざるを得なかった。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)