“やむね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
家棟60.0%
八棟20.0%
屋棟20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はいってみると、これがどうしてよくもこれだけためあげたと思われるほどな一倍の広大きわまりない大邸宅で、ことに目をひいたものは、家棟やむねにすぐとつづいた二戸前の土蔵でありました。
果して、お角の想像にたがわず、がんりきの百は、たしかに小田原の町へ乗込んでいて、お角がまだ床を離れない時分に、早くも八棟やむね外郎ういろうに、すましたかおで姿を見せたのがそれです。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
戸障子のはためき、屋棟やむねのうなり、この小さな家は、今にもくだけ飛びそうである。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)