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家棟
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やむね
ふりがな文庫
“
家棟
(
やむね
)” の例文
風が出たとみえて、庭の
立樹
(
たちき
)
がゴウッ——
潮騒
(
しおざい
)
のように鳴り渡って、古い家である、頭のうえで、
家棟
(
やむね
)
の
震動
(
しんどう
)
がむせび泣くように聞えてくる。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
はいってみると、これがどうしてよくもこれだけためあげたと思われるほどな一倍の広大きわまりない大邸宅で、ことに目をひいたものは、
家棟
(
やむね
)
にすぐとつづいた二戸前の土蔵でありました。
右門捕物帖:13 足のある幽霊
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
家棟
(
やむね
)
の上で
野口雨情民謡叢書 第一篇
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
言葉の終らないうちに、ゴウッ!——
家棟
(
やむね
)
が
震動
(
しんどう
)
して、パラリ、屋根のどこかに音がしたかと思うと、冬の雨は
脚
(
あし
)
が早い。早やつづけさまに軒を
叩
(
たた
)
いて——本
降
(
ぶ
)
りだ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
棟
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
“家”で始まる語句
家
家内
家中
家来
家鴨
家主
家人
家族
家並
家庭