トップ
>
立樹
ふりがな文庫
“立樹”の読み方と例文
読み方
割合
たちき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちき
(逆引き)
並木
(
なみき
)
の松と松との間が、どんよりして、
梢
(
こずえ
)
が鳴る、と思うとはや大粒な雨がばらばら、
立樹
(
たちき
)
を五本と越えない
中
(
うち
)
に、車軸を流す烈しい
驟雨
(
ゆうだち
)
。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
風が出たとみえて、庭の
立樹
(
たちき
)
がゴウッ——
潮騒
(
しおざい
)
のように鳴り渡って、古い家である、頭のうえで、
家棟
(
やむね
)
の
震動
(
しんどう
)
がむせび泣くように聞えてくる。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
けれども、遠くにある
立樹
(
たちき
)
の色が空に包まれてだんだん黒ずんで行くにつれて、空の色も時を移さず変って行った。自分は
名残
(
なごり
)
の光で岡田の顔を見た。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
立樹(たちき)の例文をもっと
(16作品)
見る
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
“立”で始まる語句
立
立派
立退
立停
立場
立上
立出
立竦
立籠
立塞
検索の候補
樹立
寒毛樹立
樹立等
樹立途
“立樹”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
二葉亭四迷
吉田甲子太郎
泉鏡花
林不忘
有島武郎
夏目漱石
吉川英治
永井荷風