“屋内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おくない28.6%
なか23.8%
やうち14.3%
うち14.3%
やぬち9.5%
をくない9.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それゆゑにかような場合ばあひおいては、屋外おくがいることを斷念だんねん屋内おくないおい比較的ひかくてき安全あんぜん場所ばしよもとめることがむし得策とくさくであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この頃館の裏口では、頼母と主馬之進とが不安そうに、破壊された戸口から屋内なかを覗きながら、聞こえてくる物音に耳を澄ましていた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
提灯を十も吊した加藤医院の前には大束の薪がまだ盛んに燃えてゐて、屋内やうちは昼の如く明るく、玄関は開放あけはなされてゐる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
非道ひどいヒステリーで御座いまして、お医者様から外出を停められていたので御座いますが、ちょうど一月ばかり前のこと、あんまり屋内うちにばかり引っ込んでいてはいけないからと申しまして
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
街に出づれば、その暗黒は屋内やぬちに殊ならざりき。神よ。おん身の造り給ふところのものゝ中に、かゝる不幸もありけるよと、獨り泣きつゝ我は叫びぬ。此夜は家に返りて些の眠をだに得ずして止みぬ。
道翹だうげうくもはらひつゝさきつて、りよ豐干ぶかんのゐた明家あきやれてつた。がもうかつたので、薄暗うすくら屋内をくない見𢌞みまはすに、がらんとしてなに一つい。
寒山拾得 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)