トップ
>
屋内
>
おくない
ふりがな文庫
“
屋内
(
おくない
)” の例文
それ
故
(
ゆゑ
)
にかような
場合
(
ばあひ
)
に
於
(
おい
)
ては、
屋外
(
おくがい
)
へ
出
(
で
)
ることを
斷念
(
だんねん
)
し
屋内
(
おくない
)
に
於
(
おい
)
て
比較的
(
ひかくてき
)
安全
(
あんぜん
)
な
場所
(
ばしよ
)
を
求
(
もと
)
めることが
寧
(
むし
)
ろ
得策
(
とくさく
)
であらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
現に我々の
使用
(
しよう
)
する
水瓶
(
みづがめ
)
に比しては其
容量
(
ようりやう
)
誠に小なりと云ふべし。
思
(
おも
)
ふにコロボツクルは
屋内
(
おくない
)
に數個の瓶鉢類を
並列
(
へいれつ
)
して是等に水を
貯
(
たくわ
)
へ
置
(
お
)
きしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
そして、原田は、勝則が訪れるまで、その机に向かって、なにかの原稿を書いていた模様だった。内も外も同じというほどは、
屋内
(
おくない
)
は雨が降ってはいない。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
びっくりするほどの若やいだ声で、笑いながら、
被布
(
ひふ
)
の袂をひるがえして、
屋内
(
おくない
)
へにげこんだ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
ニーナは、
屋内
(
おくない
)
へいそぐ房枝の腕をかかえて、しきりに朝食をとっていけとすすめる。
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
屋内
(
おくない
)
はべつに
取乱
(
とりみだ
)
されず、
犯人
(
はんにん
)
が
何
(
なに
)
かを
物色
(
ぶっしょく
)
したという
形跡
(
けいせき
)
もないから、
盗賊
(
とうぞく
)
の
所為
(
しょい
)
ではないらしく、
従
(
したが
)
つて
殺人
(
さつじん
)
の
動機
(
どうき
)
は、
怨恨
(
えんこん
)
痴情
(
ちじょう
)
などだろうという
推定
(
すいてい
)
がついたが、さて
現場
(
げんば
)
では
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
四、
屋内
(
おくない
)
の
一時避難所
(
いちじひなんじよ
)
としては
堅牢
(
けんろう
)
な
家屋
(
かおく
)
の
傍
(
そば
)
がよい。
教場内
(
きようじようない
)
に
於
(
おい
)
ては
机
(
つくゑ
)
の
下
(
した
)
が
最
(
もつと
)
も
安全
(
あんぜん
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
土庇
(
どびさし
)
を打つ雨だれが、折りからの月を受けて銀に光っているのが、
屋内
(
おくない
)
にあっても感じられる。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
是等の中には
煮焚
(
にた
)
きの爲、
温暖
(
おんだん
)
を取らん爲、又は
屋内
(
おくない
)
を照さん爲、故意に焚き火せし跡も有るべけれど、
火災
(
くわさい
)
の爲屋根の
燃
(
も
)
え
落
(
お
)
ちたる跡も有らん。屋根の事は次項に記すべし。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
われ/\の
崇敬
(
すうけい
)
する
偉人
(
いじん
)
でも、
大地震
(
だいぢしん
)
となると
我
(
われ
)
を
忘
(
わす
)
れて
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
されるのであるから、
二階建
(
にかいだて
)
、
三階建
(
さんがいだて
)
等
(
とう
)
の
階下
(
かいか
)
や
平家建
(
ひらやだて
)
の
屋内
(
おくない
)
にゐた
人
(
ひと
)
が
逃
(
に
)
げ
出
(
だ
)
すのは、
尤
(
もつと
)
もな
動作
(
どうさ
)
と
考
(
かんが
)
へなければなるまい。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
“屋内”の意味
《名詞》
建物の中。
(出典:Wiktionary)
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
“屋内”で始まる語句
屋内禅坐
屋内通路