“大地震”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおじしん40.7%
おほぢしん33.3%
だいぢしん11.1%
おほなゐ7.4%
おおぢしん3.7%
だいじしん3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また実際その頃はもうあの大地震おおじしんがあってから、かれこれ一年あまり経った時分で、校長がこの問題を切り出した以前にも
疑惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
暴風雨ばうふううとしから、ばつたりなくつた。それが、今年ことし、しかもあの大地震おほぢしんまへ暮方くれがたに、そらなみのやうにれてわたりついた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
九、 大地震だいぢしん場合ばあひには水道すいどう斷水だんすいするものと覺悟かくごし、機敏きびん貯水ちよすい用意よういをなすこと。またみづもちひざる消防法しようぼうほうをも應用おうようすべきこと。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
「方丈記」にも「むかし斉衡の比かとよ、大地震おほなゐふりて、東大寺の仏のみぐし落ちなどして、いみじきことども侍りけれ」
日本天変地異記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
これもまた今度の大地震おおぢしんは一望の焦土に変らせてしまつた。
野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
数日後ニネヴェ・アルベラの地方をおそった大地震だいじしんの時、博士は、たまたま自家の書庫の中にいた。彼の家は古かったので、かべくず書架しょかたおれた。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)