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大地震
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おほぢしん
ふりがな文庫
“
大地震
(
おほぢしん
)” の例文
暴風雨
(
ばうふうう
)
の
年
(
とし
)
から、ばつたり
來
(
こ
)
なく
成
(
な
)
つた。それが、
今年
(
ことし
)
、しかもあの
大地震
(
おほぢしん
)
の
前
(
まへ
)
の
日
(
ひ
)
の
暮方
(
くれがた
)
に、
空
(
そら
)
を
波
(
なみ
)
のやうに
群
(
む
)
れて
渡
(
わた
)
りついた。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大地震
(
おほぢしん
)
の
場合
(
ばあひ
)
に
於
(
おい
)
て、
二階建
(
にかいだて
)
或
(
あるひ
)
は
三階建
(
さんがいだて
)
等
(
とう
)
の
最下層
(
さいかそう
)
が
最
(
もつと
)
も
危險
(
きけん
)
であることは、
更
(
さら
)
に
詳説
(
しようせつ
)
を
要
(
よう
)
しない
程
(
ほど
)
によく
知
(
し
)
られてゐる。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
先日
(
こなひだ
)
横山大観氏が
席上
(
せきじやう
)
揮毫
(
きがう
)
で、
画絹
(
ゑきぬ
)
の
書損
(
かきそこな
)
ひをどつさり
拵
(
こしら
)
へて、神戸の
富豪
(
ものもち
)
の胆を潰させた事を書いたが、人間の胆といふものは、
大地震
(
おほぢしん
)
や
大海嘯
(
おほつなみ
)
の前には平気でゐて、
却
(
かへ
)
つて女の一寸した
嚏
(
くさみ
)
や
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
次
(
つ
)
ぎに
推古天皇
(
すゐこてんのう
)
の七
年
(
ねん
)
乙未
(
きのとひつじ
)
四
月
(
ぐわつ
)
廿七
日
(
にち
)
に
大地震
(
おほぢしん
)
があつた。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
息
(
いき
)
を
吐
(
つ
)
くやうに、
一度
(
いちど
)
止
(
や
)
んで、しばらくぴつたと
靜
(
しづ
)
まつたと
思
(
おも
)
ふと、
絲
(
いと
)
を
搖
(
ゆす
)
つたやうに
幽
(
かすか
)
に
來
(
き
)
たのが、
忽
(
たちま
)
ち、あの
大地震
(
おほぢしん
)
であつた。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
わが
國
(
くに
)
の
大地震
(
おほぢしん
)
は
激震區域
(
げきしんくいき
)
の
廣
(
ひろ
)
いと
狹
(
せま
)
いとによつて、これを
非局部性
(
ひきよくぶせい
)
のものと、
局部性
(
きよくぶせい
)
のものとに
區別
(
くべつ
)
する
事
(
こと
)
が
出來
(
でき
)
る。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
と
思
(
おも
)
はず
身
(
み
)
の
毛
(
け
)
を
慄立
(
よだ
)
てたのは、
昨
(
さく
)
、
十四年
(
じふよねん
)
五月
(
ごぐわつ
)
二十三日
(
にじふさんにち
)
十一時
(
じふいちじ
)
十分
(
じつぷん
)
、
城崎
(
きのさき
)
豐岡
(
とよをか
)
大地震
(
おほぢしん
)
大火
(
たいくわ
)
の
號外
(
がうぐわい
)
を
見
(
み
)
ると
同時
(
どうじ
)
であつた。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それと
同時
(
どうじ
)
に
津浪
(
つなみ
)
を
伴
(
ともな
)
ふことが
其特色
(
そのとくしよく
)
である。これに
反
(
はん
)
して
局部性
(
きよくぶせい
)
の
大地震
(
おほぢしん
)
は
規模
(
きぼ
)
狹小
(
きようしよう
)
であるが、
多
(
おほ
)
く
陸地
(
りくち
)
に
起
(
おこ
)
るがために
震動
(
しんどう
)
の
性質
(
せいしつ
)
が
急激
(
きゆうげき
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
言
(
い
)
ふまでの
事
(
こと
)
ではあるまい。
昨日
(
さくじつ
)
……
大正
(
たいしやう
)
十二
年
(
ねん
)
九
月
(
ぐわつ
)
一
日
(
じつ
)
午前
(
ごぜん
)
十一
時
(
じ
)
五十八
分
(
ふん
)
に
起
(
おこ
)
つた
大地震
(
おほぢしん
)
このかた、
誰
(
たれ
)
も
一睡
(
いつすゐ
)
もしたものはないのであるから。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
そ
)
の
山
(
やま
)
が
崩
(
くづ
)
れたので、
當時
(
たうじ
)
大地震
(
おほぢしん
)
の
觸頭
(
ふれがしら
)
と
云
(
い
)
つた
場所
(
ばしよ
)
の、
剩
(
あまつさ
)
へ
此
(
こ
)
の
四五日
(
しごにち
)
、
琅玕
(
らうかん
)
の
如
(
ごと
)
き
蘆
(
あし
)
ノ
湖
(
こ
)
の
水面
(
すゐめん
)
が
風
(
かぜ
)
もなきに
浪
(
なみ
)
を
立
(
た
)
てると、うはさした
機
(
をり
)
であつたから。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
そ
)
の
大地震
(
おほぢしん
)
を、あの
時
(
とき
)
既
(
すで
)
に、
不氣味
(
ぶきみ
)
に
按摩
(
あんま
)
は
豫覺
(
よかく
)
したるにあらざるか。
然
(
しか
)
らば
八千八聲
(
はつせんやこゑ
)
を
泣
(
な
)
きつゝも、
生命
(
せいめい
)
だけは
助
(
たす
)
かつたらう。
衣
(
きぬ
)
を
洗
(
あら
)
ひし
娘
(
むすめ
)
も、
水
(
みづ
)
に
肌
(
はだ
)
は
焦
(
こが
)
すまい。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
既
(
すで
)
に、
大地震
(
おほぢしん
)
の
當夜
(
たうや
)
から、
野宿
(
のじゆく
)
の
夢
(
ゆめ
)
のまださめぬ、
四日
(
よつか
)
の
早朝
(
さうてう
)
、
眞黒
(
まつくろ
)
な
顏
(
かほ
)
をして
見舞
(
みまひ
)
に
來
(
き
)
た。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
番町
(
ばんちやう
)
へ
越
(
こ
)
して
十二三年
(
じふにさんねん
)
になる。あの
大地震
(
おほぢしん
)
の
前
(
まへ
)
の
年
(
とし
)
の
二月四日
(
にぐわつよつか
)
の
夜
(
よ
)
は
大雪
(
おほゆき
)
であつた。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その
前夜
(
ぜんや
)
のあの
暴風雨
(
ばうふうう
)
をわすれたやうに、
朝
(
あさ
)
から
晴
(
は
)
れ/″\とした、お
天氣模樣
(
てんきもやう
)
で、
辻
(
つじ
)
へ
立
(
た
)
つて
日
(
ひ
)
を
禮
(
れい
)
したほどである。おそろしき
大地震
(
おほぢしん
)
、
大火
(
たいくわ
)
の
爲
(
ため
)
に、
大都
(
だいと
)
は
半
(
なかば
)
、
阿鼻焦土
(
あびせうど
)
となんぬ。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
引手
(
ひきて
)
も
馬方
(
うまかた
)
もない
畜生
(
ちくしやう
)
が、あの
大地震
(
おほぢしん
)
にも
縮
(
ちゞ
)
まない、
長
(
なが
)
い
面
(
つら
)
して、のそり/\と、
大八車
(
だいはちぐるま
)
のしたゝかな
奴
(
やつ
)
を、たそがれの
塀
(
へい
)
の
片暗夜
(
かたやみ
)
に、
人
(
ひと
)
もなげに
曳
(
ひ
)
いて
伸
(
の
)
して
來
(
く
)
る。
重荷
(
おもに
)
に
小
(
こ
)
づけとはこの
事
(
こと
)
だ。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
氣
(
き
)
をつけて
居
(
ゐ
)
るのだから、
臺所
(
だいどころ
)
、もの
置
(
おき
)
は
荒
(
あら
)
しても、めつたに
疊
(
たゝみ
)
は
踏
(
ふ
)
ませないのに、
大地震
(
おほぢしん
)
の
一搖
(
ひとゆ
)
れで、
家中
(
うちぢう
)
、
穴
(
あな
)
だらけ、
隙間
(
すきま
)
だらけで、
我家
(
わがや
)
の
二階
(
にかい
)
でさへ、
壁土
(
かべつち
)
と
塵埃
(
ほこり
)
と
煤
(
すゝ
)
と、
襖
(
ふすま
)
障子
(
しやうじ
)
の
骨
(
ほね
)
だらけな
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
震
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
“大地震”で始まる語句
大地震後
大地震直後
大地震記録
大地震調査