“規模”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きぼ92.9%
かかり7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの作品の規模きぼの大きさから云っても、画面的に描き出す手腕から云っても、明治時代無二の作家と云ってもよいと思うのです。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ここの大局では、戦場の規模きぼ、戦いのかけひき、雲泥うんでいのちがいです。すべて堂上方のみでなく、世上の武士も、ちと楠木の名を
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
規模かかりは小さくっても、電燈も店飾みせかざりも、さすがに地方での都会であったが、ちょっと曲角が真暗まっくらで、灯一つ置かない夜店に、おおき炭団たどんのようななしの実と、火が少しおこり掛けたという柿を積んだ
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)