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規模
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きぼ
ふりがな文庫
“
規模
(
きぼ
)” の例文
あの作品の
規模
(
きぼ
)
の大きさから云っても、画面的に描き出す手腕から云っても、明治時代無二の作家と云ってもよいと思うのです。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
ここの大局では、戦場の
規模
(
きぼ
)
、戦いのかけひき、
雲泥
(
うんでい
)
のちがいです。すべて堂上方のみでなく、世上の武士も、ちと楠木の名を
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それと
同時
(
どうじ
)
に
津浪
(
つなみ
)
を
伴
(
ともな
)
ふことが
其特色
(
そのとくしよく
)
である。これに
反
(
はん
)
して
局部性
(
きよくぶせい
)
の
大地震
(
おほぢしん
)
は
規模
(
きぼ
)
狹小
(
きようしよう
)
であるが、
多
(
おほ
)
く
陸地
(
りくち
)
に
起
(
おこ
)
るがために
震動
(
しんどう
)
の
性質
(
せいしつ
)
が
急激
(
きゆうげき
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
然
(
しか
)
らば
北歐羅巴
(
きたようろつぱ
)
の
方面
(
はうめん
)
はどうかと
見遣
(
みや
)
るに、
此
(
この
)
方面
(
はうめん
)
に
就
(
つい
)
ては
私
(
わたし
)
は
餘
(
あま
)
り
多
(
おほ
)
く
知
(
し
)
らぬが、
要
(
えう
)
するに
幼稚
(
えうち
)
極
(
きは
)
まるものであつて、
規模
(
きぼ
)
が
極
(
きは
)
めて
小
(
ちい
)
さいやうである。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
規模
(
きぼ
)
術略吾胸中に定りて、是を發するとき、千仞に坐して圓石を轉ずるが如きは、其勢といふべし。事に關かるものは、理勢を知らずんばあるべからず。
遺訓
(旧字旧仮名)
/
西郷隆盛
(著)
▼ もっと見る
つまり
古今集
(
こきんしゆう
)
の
時分
(
じぶん
)
には、
歌
(
うた
)
はかういふものだと
小
(
ちひ
)
さな
標準
(
ひようじゆん
)
をきめてかゝつて、それにあてはまるものを
集
(
あつ
)
めたから、
規模
(
きぼ
)
の
小
(
ちひ
)
さい、
方向
(
ほうこう
)
を
誤
(
あやま
)
つたものが、
多
(
おほ
)
く
出
(
で
)
たわけであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
人
(
ひと
)
と
荷
(
に
)
を
分
(
わけ
)
けて
積
(
つ
)
むため、
自動車
(
じどうしや
)
をもう一
台
(
だい
)
たのむ
事
(
こと
)
にして、
幅
(
はゞ
)
十
間
(
けん
)
と
称
(
とな
)
ふる、
規模
(
きぼ
)
の
大
(
おほ
)
きい、
寂
(
さ
)
びた
町
(
まち
)
の
新
(
あたら
)
しい
旅館
(
りよくわん
)
の
玄関前
(
げんくわんまへ
)
、
広土間
(
ひろどま
)
の
卓子
(
テーブル
)
に
向
(
むか
)
つて、一
休
(
やす
)
みして
巻莨
(
まきたばこ
)
を
吹
(
ふ
)
かしながら
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
思ったより、爆発の
規模
(
きぼ
)
が小さいんだ。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
なんとすばらしい
城
(
しろ
)
だろう。その
規模
(
きぼ
)
の大きなこと、ローマの
古城
(
こじょう
)
をもしのぐであろうし、その
工芸美
(
こうげいび
)
の
結構
(
けっこう
)
はバビロンの
神殿
(
しんでん
)
にもおとりはしない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
西暦
(
せいれき
)
千七百五十五年
(
せんしちひやくごじゆうごねん
)
十一月一日
(
じゆういちがついちにち
)
のリスボンの
大地震
(
だいぢしん
)
は
規模
(
きぼ
)
頗
(
すこぶ
)
る
廣大
(
こうだい
)
なものであつて、
感震區域
(
かんしんくいき
)
は
長徑
(
ちようけい
)
五百里
(
ごひやくり
)
に
亙
(
わた
)
り、
地動
(
ぢどう
)
の
餘波
(
よは
)
によつて、スコットランド
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
しかし、この
規模
(
きぼ
)
と、またそれのよく行われてゆく実力とをみて、いまは九州の各地にひっそくしていた武士もみな出て来て、尊氏の軍門へくだった。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
非局部性
(
ひきよくぶせい
)
の
大地震
(
だいぢしん
)
は
多
(
おほ
)
く
太平洋側
(
たいへいようがは
)
の
海底
(
かいてい
)
に
起
(
し
)
り、
地震
(
ぢしん
)
の
規模
(
きぼ
)
廣大
(
こうだい
)
なると
陸地
(
りくち
)
が
震原
(
しんげん
)
から
遠
(
とほ
)
いために、はたまた
海底地震
(
かいていぢしん
)
の
性質
(
せいしつ
)
として
震動
(
しんどう
)
は
大搖
(
おほゆ
)
れであるが、
然
(
しか
)
しながら
緩漫
(
かんまん
)
である。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
規模
(
きぼ
)
の大、構想の
斬新
(
ざんしん
)
、それは誰の設計でもなく、彼の創作によるものだった。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さすがにその
規模
(
きぼ
)
は義貞が私邸にもらった二条
烏丸
(
からすま
)
の
古館
(
ふるやかた
)
の比ではない。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
事実、
規模
(
きぼ
)
の雄大なことは想像を絶していた。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“規模”の意味
《名詞》
物事の構造やしくみの大きさ。
(出典:Wiktionary)
規
常用漢字
小5
部首:⾒
11画
模
常用漢字
小6
部首:⽊
14画
“規”で始まる語句
規則
規矩
規律
規
規定
規則正
規範
規式
規那皮
規程