“引手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきて79.2%
ひくて16.7%
ひきで4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まことにお恥かしいことでございますが、その頃わたくしの家は吉原の廓内くるわうちにありまして、引手ひきて茶屋を商売にいたしておりました。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
女の容色の事も、外に真似手のない程くわしく心得ている。ポルジイが一度好いと云った女の周囲には、耳食じしょくが集まって来て、その女は大幣おおぬさ引手ひくてあまたになる。
舟びとや押手おしで引手ひきでのゆりゆりに足踏み換ふるうつら櫓の取り
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)