“引取手”の読み方と例文
読み方割合
ひきとりて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魚は市場に持って往けば、いつだって金に替えることが出来るが、詩と来たらてんで引取手ひきとりてがあるまいに、可笑しな勘違いだと思って、口もとに軽い微笑を浮べた。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
死骸の引取手ひきとりてもなかったので、さしずめ家主が一切を引受けて、葬式から墓地のことまで心配した。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)