“城崎”の読み方と例文
読み方割合
きのさき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
城崎きのさきの町は、山陰線が北上して、日本海の海岸へ出ようとする一里ばかり手前で、西へ折れてゐる、其曲り角の處に當つてゐる。
そういう古いお住まいの一つが、山陰道さんいんどう城崎きのさき温泉からそんなに遠くない瀬戸せと日和山ひよりやまの上にもあります。瀬戸神社がそれです。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
昔は豊岡を城崎きのさきといい、今の城崎の方は湯島といっていた。少なくも私の子供のころは湯島という名を耳にしたものである。
故郷七十年 (新字新仮名) / 柳田国男(著)