“山陰道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんいんどう80.0%
さんいんだう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういう古いお住まいの一つが、山陰道さんいんどう城崎きのさき温泉からそんなに遠くない瀬戸せと日和山ひよりやまの上にもあります。瀬戸神社がそれです。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
山陰道さんいんどうの山中で、冷酷な自然と、惨忍なる搾取との迫害から、その僻村へきそん全体が寒さのために凍死し、飢餓のために餓死しなければならないのであった。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
かつて、ものにしるして、東海道中とうかいだうちう品川しながはのはじめより、大阪おほさかまはり、山陰道さんいんだうつうじて、汽車きしやから、婀娜あだと、しかして、窈窕えうてうと、に、禽類きんるゐ佳人かじんるのは、蒲田かまた白鷺しらさぎと、但馬たじま豐岡とよをかつるばかりである
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)