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嚏
ふりがな文庫
“嚏”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くさめ
51.4%
くしゃみ
24.3%
くさみ
10.0%
くしやみ
7.1%
はなひ
4.3%
はなひり
1.4%
ヒ
1.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くさめ
(逆引き)
鉤は鼻へ触ったり、頬へ止ったりしたが、其内に間違って口に入った。その時伯父さんは止せばよいのに
嚏
(
くさめ
)
をして口を堅く閉じてしまった。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
嚏(くさめ)の例文をもっと
(36作品)
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くしゃみ
(逆引き)
快活で、
蟠
(
わだかま
)
りがなくて、話が好きで、碁が好きで、
暇
(
ひま
)
さえ有れば近所を打ち歩き、大きな
嚏
(
くしゃみ
)
を自慢にする程の罪のない人だった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
嚏(くしゃみ)の例文をもっと
(17作品)
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くさみ
(逆引き)
しかし起きて
膳
(
ぜん
)
に向った時、彼には
微
(
かす
)
かな寒気が
脊筋
(
せすじ
)
を上から下へ伝わって行くような感じがあった。その後で
烈
(
はげ
)
しい
嚏
(
くさみ
)
が二つほど出た。傍にいる細君は黙っていた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
嚏(くさみ)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
くしやみ
(逆引き)
が、さう云ふか云は無え内に、胴震ひを一つしたと思ふと、二つ三つ続けさまに色気の無え
嚏
(
くしやみ
)
をしやがつたから、折角の睨みも台無しよ。
鼠小僧次郎吉
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
嚏(くしやみ)の例文をもっと
(5作品)
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はなひ
(逆引き)
まさびしく
嚏
(
はなひ
)
る馬はたがらしの花にか触れし首はうづめぬ
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
嚏(はなひ)の例文をもっと
(3作品)
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はなひり
(逆引き)
こもりゐて
誰
(
た
)
が
嚏
(
はなひり
)
ぞ
海朶
(
ひび
)
の間も海苔の香立ちて寒からしあはれ
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
嚏(はなひり)の例文をもっと
(1作品)
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ヒ
(逆引き)
奈良朝においてハ行上一段活用の動詞としては「乾る」「
嚏
(
ヒ
)
る」の二語だけでありますが、それが活用した確かな例は、未然・連用の二つの活用形だけで
古代国語の音韻に就いて
(新字新仮名)
/
橋本進吉
(著)
嚏(ヒ)の例文をもっと
(1作品)
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嚏
漢検1級
部首:⼝
17画
“嚏”の関連語
嚔
“嚏”のふりがなが多い著者
金史良
石川欣一
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
佐々木邦
北原白秋
二葉亭四迷
薄田泣菫
牧逸馬
樋口一葉
南方熊楠