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大地震
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おおじしん
ふりがな文庫
“
大地震
(
おおじしん
)” の例文
また実際その頃はもうあの
大地震
(
おおじしん
)
があってから、かれこれ一年あまり経った時分で、校長がこの問題を切り出した以前にも
疑惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
九
月
(
がつ
)
一日
(
ついたち
)
の
大地震
(
おおじしん
)
のために、
東京
(
とうきょう
)
・
横浜
(
よこはま
)
、この二つの
大
(
おお
)
きな
都市
(
とし
)
をはじめ、
関東
(
かんとう
)
一
帯
(
たい
)
の
建物
(
たてもの
)
は、あるいは
壊
(
こわ
)
れたり、あるいは
焼
(
や
)
けたりしてしまいました。
子供と馬の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その翌年、私の二ツの時は安政の
大地震
(
おおじしん
)
、三年は安政三年の大暴風——八歳の時は万延元年で、桜田の変、
井伊掃部頭
(
いいかもんのかみ
)
の
御首
(
みぐし
)
を水戸の浪士が揚げた時である。
幕末維新懐古談:02 私の子供の時のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
おしたおされて、うめく声、子どもの泣きごえ、女の悲鳴、まるで、
大地震
(
おおじしん
)
でもおこったようなさわぎです。
怪奇四十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
とたんに——ゴツンとなにか
尻
(
しり
)
に当ったような気がしたが、
痛
(
いた
)
くなかったのは
首尾
(
しゅび
)
よくワラで防いだものだろう——とは
蛾次郎
(
がじろう
)
が夢中の
感覚
(
かんかく
)
、ワラ山に
大地震
(
おおじしん
)
を起して
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
丁度
(
ちょうど
)
上方辺
(
かみがたへん
)
の
大地震
(
おおじしん
)
のとき、私は先生家の息子に漢書の
素読
(
そどく
)
をして
遣
(
やっ
)
た跡で、表の井戸端で水を
汲
(
く
)
んで、大きな
荷桶
(
にない
)
を
担
(
かつ
)
いで
一足
(
ひとあし
)
跡出
(
ふみだ
)
すその途端にガタ/″\と
動揺
(
ゆれ
)
て足が
滑
(
すべ
)
り
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
すると、全身がガタガタと震えだして、いくら腕を
抑
(
おさ
)
えつけても、
已
(
や
)
むということなく、
終
(
つい
)
には、実験室全体が
大地震
(
おおじしん
)
になったかのように、グラグラ振動をはじめたと
錯覚
(
さっかく
)
をおこした。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
雪風
(
ゆきかぜ
)
はいよいよ吹き
募
(
つの
)
って、
此
(
こ
)
の一軒家は
大地震
(
おおじしん
)
のようにめりめりと
揺
(
ゆら
)
いだ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それから——一々数え立てるまでもございませんが、その時その風俗画報は、二年以前の
大地震
(
おおじしん
)
の光景を再び私の眼の前へ展開してくれたのでございます。
疑惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「二
年
(
ねん
)
ばかり
前
(
まえ
)
に
大地震
(
おおじしん
)
があって、そのとき、この
町
(
まち
)
はつぶれてしまいました。」と、その
人
(
ひと
)
はいいました。
宝石商
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一体、浅草は余り火事
沙汰
(
ざた
)
のない所
故
(
ゆえ
)
、土蔵など数えるほどしかなかった。それに安政の
大地震
(
おおじしん
)
の際、土蔵というものが余り役に立たなかったことを経験しているので、一層数が少なかった。
幕末維新懐古談:13 浅草の大火のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「まるで
大地震
(
おおじしん
)
の跡のようだッ」
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
するとあの
大地震
(
おおじしん
)
で、——忘れも致しません十月の二十八日、かれこれ午前七時頃でございましょうか。私が井戸
端
(
ばた
)
で
楊枝
(
ようじ
)
を使っていると、妻は台所で釜の飯を移している。
疑惑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
震
常用漢字
中学
部首:⾬
15画
“大地震”で始まる語句
大地震後
大地震直後
大地震記録
大地震調査