“関東”の読み方と例文
旧字:關東
読み方割合
かんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここから関東かんとう平野を一気に千メートル登ろうという碓氷峠の、アプト式鉄道の小刻みな振動を背筋に感じながら、私は読みさしの本をわきに伏せた。
浴槽 (新字新仮名) / 大坪砂男(著)
がつ一日ついたち大地震おおじしんのために、東京とうきょう横浜よこはま、この二つのおおきな都市としをはじめ、関東かんとうたい建物たてものは、あるいはこわれたり、あるいはけたりしてしまいました。
子供と馬の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なにをからすはいっているのからんとおもって、童子どうじれいのふしぎなたまみみてますと、このからすはひがしほうから関東かんとうのからすと、西にしほうから京都きょうとのからすでした。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)