“見𢌞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みまは50.0%
みまわ33.3%
みま16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四邊あたり見𢌞みまはせば不圖ふと眼にとまる經机きやうづくゑの上にある薄色の折紙、取り上げ見れば維盛卿の筆と覺しく、水莖みづぐきの跡あざやかに走り書せる二首の和歌
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
って、あたりを見𢌞みまわしたとき袖子そでこなにがなしにかなしいおもいにたれた。そのかなしみはおさなわかれをげてかなしみであった。
伸び支度 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
かさがさねの早業はやわざに、わたくしいたくち容易よういふさがりませんでしたが、ようやちつけて四辺あたり景色けしき見𢌞みまわしたときに、わたくしたびおどろかされてしまいました。