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見𢌞
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みまは
ふりがな文庫
“
見𢌞
(
みまは
)” の例文
四邊
(
あたり
)
を
見𢌞
(
みまは
)
せば
不圖
(
ふと
)
眼にとまる
經机
(
きやうづくゑ
)
の上にある薄色の折紙、取り上げ見れば維盛卿の筆と覺しく、
水莖
(
みづぐき
)
の跡
鮮
(
あざ
)
やかに走り書せる二首の和歌
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
道翹
(
だうげう
)
は
蛛
(
くも
)
の
網
(
い
)
を
拂
(
はら
)
ひつゝ
先
(
さき
)
に
立
(
た
)
つて、
閭
(
りよ
)
を
豐干
(
ぶかん
)
のゐた
明家
(
あきや
)
に
連
(
つ
)
れて
行
(
い
)
つた。
日
(
ひ
)
がもう
暮
(
く
)
れ
掛
(
か
)
かつたので、
薄暗
(
うすくら
)
い
屋内
(
をくない
)
を
見𢌞
(
みまは
)
すに、がらんとして
何
(
なに
)
一つ
無
(
な
)
い。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
長吉
(
ちやうきち
)
は
釣師
(
つりし
)
の一人が
握飯
(
にぎりめし
)
を食ひはじめたのを見て、同じやうに
弁当箱
(
べんたうばこ
)
を開いた。開いたけれども
何
(
なん
)
だか
気
(
き
)
まりが悪くて、
誰
(
たれ
)
か見てゐやしないかときよろ/\
四辺
(
あたり
)
を
見𢌞
(
みまは
)
した。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
𢌞
部首:⼵
8画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当