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釣師
ふりがな文庫
“釣師”の読み方と例文
読み方
割合
つりし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つりし
(逆引き)
長吉
(
ちやうきち
)
は
釣師
(
つりし
)
の一人が
握飯
(
にぎりめし
)
を食ひはじめたのを見て、同じやうに
弁当箱
(
べんたうばこ
)
を開いた。開いたけれども
何
(
なん
)
だか
気
(
き
)
まりが悪くて、
誰
(
たれ
)
か見てゐやしないかときよろ/\
四辺
(
あたり
)
を
見𢌞
(
みまは
)
した。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
長吉は
釣師
(
つりし
)
の一人が
握飯
(
にぎりめし
)
を食いはじめたのを見て、同じように弁当箱を開いた。開いたけれども何だか気まりが悪くて、誰か見ていやしないかときょろきょろ
四辺
(
あたり
)
を見廻した。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
幸ひ
午近
(
ひるぢか
)
くのことで
見渡
(
みわた
)
す川岸に人の
往来
(
わうらい
)
は
杜絶
(
とだ
)
えてゐる。
長吉
(
ちやうきち
)
は
出来
(
でき
)
るだけ早く
飯
(
めし
)
でも
菜
(
さい
)
でも
皆
(
みん
)
な
鵜呑
(
うの
)
みにしてしまつた。
釣師
(
つりし
)
はいづれも木像のやうに黙つてゐるし、
甘酒屋
(
あまざけや
)
の
爺
(
ぢゝ
)
は
居眠
(
ゐねむ
)
りしてゐる。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
釣師(つりし)の例文をもっと
(2作品)
見る
釣
常用漢字
中学
部首:⾦
11画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“釣”で始まる語句
釣
釣瓶
釣竿
釣合
釣魚
釣鐘
釣殿
釣棹
釣銭
釣針