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屋内
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やうち
ふりがな文庫
“
屋内
(
やうち
)” の例文
提灯を十も吊した加藤医院の前には大束の薪がまだ盛んに燃えてゐて、
屋内
(
やうち
)
は昼の如く明るく、玄関は
開放
(
あけはな
)
されてゐる。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
懸離れた奥座敷に延べられた
臥床
(
ふしど
)
につくのであったが、花がはじまると、ぴちんぴちんと云う札の響が、
衆
(
みんな
)
の寝静った静な
屋内
(
やうち
)
に、いつまでも聞えていた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
翌朝お庄が目を覚ました時分は、
屋内
(
やうち
)
がまだひっそりしていたが、立て廻した
屏風
(
びょうぶ
)
の外の日影は
闌
(
た
)
けていた。
昨夜
(
ゆうべ
)
は
寝室
(
ねま
)
へ
退
(
ひ
)
けてからも、
衆
(
みんな
)
はいつまでも騒いでいた。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
屋内
(
やうち
)
はまだ静かであった。お庄は
簾
(
すだれ
)
のかかった暗い水口の外にたたずんで、しばらく考えていた。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“屋内”の意味
《名詞》
建物の中。
(出典:Wiktionary)
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
“屋内”で始まる語句
屋内禅坐
屋内通路