“みろくじながや”の漢字の書き方と例文
語句割合
弥勒寺長屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米友を出し抜いて弥勒寺長屋みろくじながやを出た竜之助は、いつのまにか、こうしてここまで来ていました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
江戸の本所の弥勒寺長屋みろくじながやに、同じ釜の飯を食って以来、いや、もっと早く言えば、甲府城下の如法闇夜の時以来、あの覆面の怪物の夜な夜なの出没の幻怪ぶりを満喫していること
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
江戸の弥勒寺長屋みろくじながやにいた時分、江戸の闇を食って歩いた経歴は知る人ぞ知る。甲府の城下へたどりついた時分に、甲府城下の如法闇夜に相当以上に活躍したことも知る人は知っている。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)