“三叉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつまた68.4%
さんさ21.1%
さんまた5.3%
さすまた2.6%
さんしゃ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こゝに谷は三叉みつまたをなし、街道はゲリジム山麓を西に折れてナブルスのまちに到る。余等はヤコブの井を見る可く、大道より右にきれ込む。
欲しいと思っていた竹越三叉さんさの二千五百年史などわけてうれしかった。それと、或る時、“あやめ”の二十匁が一しょに出て来たときだった。
「あの柚子は、採るときには、三叉さんまたで採るかね、それともまた、梯子はしごなど掛けて……」
百足ちがい (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
ヴィンダー 俺の大三叉さすまたが、恐ろしい鉄の轟きで天を震わせなくなってから、よい程時が経ったわ!
対話 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
朱地錦あかじにしきの百花戦袍かせんぽうを着たうえに、連環れんかんよろいを着かさね、髪は三叉さんしゃつかね、紫金冠しきんかんをいただき、獅子皮ししひの帯に弓箭きゅうせんをかけ、手に大きな方天戟ほうてんげきをひっさげて
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)