“三叉路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんさろ83.3%
みつまた16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこはもう三叉路さんさろであった。街路とおりから往くと菊江の家は、右のほうになったそのたらたら降りの街路から往くのであった。
女の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
私達は暫くその三叉路さんさろのところでぐずぐずしていたが、いつまでもそうしていてもしようがないので、東に向う道を歩いて往って見る事にした。
晩夏 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
私が前へ便所はばかりへ往くようにして出て往って、彼処あすこ三叉路みつまたの処で待っておる、お前も後から便所へ行くと云って出て来て、三叉路の処へお出で
白い花赤い茎 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)