『晩夏』
けさ急に思い立って、軽井沢の山小屋を閉めて、野尻湖に来た。 実は——きのうひさしぶりで町へ下りて菓子でも買って帰ろうとしたら、何処の店ももう大概引き上げたあとで、漸っと町はずれのアメリカン・ベエカリイだけがまだ店を開いていたので、飛び込んだ …
著者 | 堀辰雄 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「婦人公論」1940(昭和15)年9月号 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約27分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約44分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
卓
過
漸
了
翔
蒿雀
簇
声
目
噛
嘗
閉
畚
呼鈴
雑
霧
倦
無聊
葭
荒
草鞋
茫々
鼠
繋
綺麗
籠
突嗟
独逸
猶太
穿
痩
赭松
三叉
麺麭
颯爽
靠
雀斑
鎧扉
銜
鈍色
輪廓
蓑
読
詞
訝
訊
裡
衝
蘇
蕎麦
囀
微笑
径
強靭
引摺
幽
屈
寥
娵
壜
囁
忽々
喘
喋
啼
呼吸
呪詛
匙
充
儘
余所
柵
焚
漸
溢
涌
流暢
洒落
水楢
橅
棄
焚火
斑尾
挘
招
手水
我慢
愉
惹
悦
怪訝
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