晩夏ばんか
けさ急に思い立って、軽井沢の山小屋を閉めて、野尻湖に来た。 実は——きのうひさしぶりで町へ下りて菓子でも買って帰ろうとしたら、何処の店ももう大概引き上げたあとで、漸っと町はずれのアメリカン・ベエカリイだけがまだ店を開いていたので、飛び込んだ …
作品に特徴的な語句
テイブル 蒿雀あおじ むら ごえ かじ かつ もっこ 呼鈴ベル 無聊ぶりょう よし すさ 草鞋わらじ 茫々ぼうぼう ねずみ つな 綺麗きれい こも 突嗟とっさ 独逸ドイツ 猶太ユダヤ 穿 赭松あかまつ 三叉みつまた 麺麭パン 颯爽さっそう もた 雀斑そばかす 鎧扉よろいど くわ 鈍色にびいろ 輪廓りんかく みの ことば いぶか うち よみがえ 蕎麦そば さえず 微笑ほほえ みち 強靭きょうじん 引摺ひきず かす かが さび よめ びん ささや 忽々そうそう あえ しゃべ 呼吸いき 呪詛じゅそ さじ まま 余所よそ さく ようや あふ 流暢りゅうちょう 洒落しゃれ 水楢みずなら ぶな 焚火たきび 斑尾まだらお むし 手水ちょうず 我慢がまん たの よろこ 怪訝けげん
題名が同じ作品
晩夏 (新字旧仮名)木下夕爾 (著)