“娵”の読み方と例文
読み方割合
よめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんでも私達がいま道で、馬を曳いて往った自分のよめに往き遭ったろうが、どの位先きへ往ったかを知りたいらしい事がようやく分った。
晩夏 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
そんでよめたせるにしても折角せつかくこつちにはたらいてんだから自分じぶんとこへはれてわけにやかねえとおもつてななんちつてもそれ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「そうかい、そうかい」と言って何事もよめに従って来た。いたずら盛りの孫が障子を破ろうと、お三輪はそれを叱ったこともない。
食堂 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)