“蒿雀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あをじ77.8%
あおじ11.1%
あをぢ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
只(たゞ)蒿雀(あをじ)は冬(ふゆ)も春(はる)も辨(わきま)へぬやうに、暖(あたゝ)かい日南(ひなた)から隱氣(いんき)な竹(たけ)の林(はやし)を求(もと)めて低(ひく)い小枝(こえだ)を渡(わた)つて下手(へた)な鳴(な)きやうをして、さうして猶且(やつぱり)日南(ひなた)へ出(で)て土(つち)をぴよん/\と跳(は)ねた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「あれは蒿雀(あおじ)だ。……」私は漸(や)っとそれが思い出せると、飛び起きて、窓ぎわに寄っていった。其処から見えた赭松(あかまつ)の一つの枝で小さなオリイブ色をした小鳥が二羽飛び交していた。
晩夏 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
橿の實のいくばく落ちて日暮れよと蒿雀(あをぢ)は鳴けど杵はのどかに
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)