“あをじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蒿雀63.6%
萵雀27.3%
青鵐9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井戸から一間許り西手の小藪に蒿雀あをじがツン/\鳴く。流しもとの小棚に米浙笊こめとぎざる、米浙桶、洗桶などが綺麗に洗はれて伏せてある。胡蘿蔔や大根やが葉つきのまゝ載せてあるのも美しい。
古代之少女 (旧字旧仮名) / 伊藤左千夫(著)
萵雀あをじが其乾いた落葉を軽く踏んで冬は村へ行き渡つた。おいよさんと私との間には人知れず苦悩が起つた。おいよさんの身体の工合が変に成つたといふのである。半信半疑のうちに一ヶ月待つて見た。
隣室の客 (新字旧仮名) / 長塚節(著)
きて啼きし青鵐あをじのとりか
世はさながらに (旧字旧仮名) / 三好達治(著)