『世はさながらに』
月やあらぬ春やむかしの春ならぬわが身ひとつはもとの身にして業平 かなたなる海にむかひて かしらあげさへづる鳥は こぞの春この木の枝に きて啼きし青鵐のとりか かぐはしきこのくれなゐの 梅の花さけるしたかげ これやこのこぞの長椅子 古りしまま …
| 著者 | 三好達治 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
| 初出 | 「婦人公論」1940(昭和15)年4月 |
| 文字種別 | 旧字旧仮名 |
| 読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約1分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
青鵐