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萵雀
ふりがな文庫
“萵雀”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あをじ
60.0%
あおじ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あをじ
(逆引き)
卯平
(
うへい
)
が
凝然
(
ぢつ
)
として
居
(
ゐ
)
ると
萵雀
(
あをじ
)
が
忍
(
しの
)
び/\に
乾
(
かわ
)
いた
落葉
(
おちば
)
を
踏
(
ふ
)
んで
彼
(
かれ
)
の
近
(
ちか
)
くまで
來
(
き
)
てはすいと
枝
(
えだ
)
へ
飛
(
と
)
んだ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
萵雀
(
あをじ
)
が其乾いた落葉を軽く踏んで冬は村へ行き渡つた。おいよさんと私との間には人知れず苦悩が起つた。おいよさんの身体の工合が変に成つたといふのである。半信半疑のうちに一ヶ月待つて見た。
隣室の客
(新字旧仮名)
/
長塚節
(著)
萵雀(あをじ)の例文をもっと
(3作品)
見る
あおじ
(逆引き)
簪
(
かんざし
)
の玉のような白い花の咲く八ツ手の葉陰には
藪鶯
(
やぶうぐいす
)
が
笹啼
(
ささなき
)
している。
鵯
(
ひよどり
)
は南天の実を啄もうと縁先に叫び
萵雀
(
あおじ
)
と
鶺鴒
(
せきれい
)
は水たまりの苔を啄みながら庭の上に
囀
(
さえず
)
る。鳩も鳴く。
四十雀
(
しじゅうから
)
も鳴く。
写況雑記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
かつて語りけるは小鳥もいろいろ集めて見る時は日本在来のものは
羽毛
(
うもう
)
の色皆渋しと。まことや鶯、
繍眼児
(
めじろ
)
、
鶸
(
ひわ
)
、
萵雀
(
あおじ
)
の羽の緑なる、鳩、
竹林鳥
(
るり
)
の紫なる皆何物にも譬へがたなき色なり。
一夕
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
萵雀(あおじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
萵
漢検1級
部首:⾋
12画
雀
漢検準1級
部首:⾫
11画
“萵”で始まる語句
萵苣
“萵雀”のふりがなが多い著者
長塚節
永井荷風