“四十雀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しじゅうから64.5%
しじふから29.0%
しじゅうがら3.2%
しじゆうから3.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれども蜂雀はやっぱりじっとその細いくちばしをとがらしたまま向うの四十雀しじゅうからの方を見たっきり二度と私に答えようともしませんでした。
黄いろのトマト (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
仕方がないからまた眼を庭の方へ転ずると、四十雀しじゅうからはすでにどこかへ飛び去って、例の白菊の色が、水気みずけを含んだ黒土に映じて見事に見える。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
うぐいす四十雀しじゅうからも、白い日光をさ青に煙らせている木の若芽も、ただそれだけでは、もうろうとした心象に過ぎない。
桜の樹の下には (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
四十雀しじふからさん、こんにちは。』とやりますと、変な顔をしながらだまって振り向くのがひはだったり、小さな鳥どもが木の上にゐて、
林の底 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
渡鳥わたりどり小雀こがら山雀やまがら四十雀しじふから五十雀ごじふから目白めじろきくいたゞき、あとりをおほみゝにす。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
つぐみひは獦子鳥あとり深山鳥みやま頬白ほゝじろ山雀やまがら四十雀しじふから——とてもかぞへつくすことが出來できません。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
あっはっは、やりきれねえ、やりきれねえ。だが、じつは半分は歌を作ってあるくんだからおもしろい。それこそかまやしねえ。山路などにかかるてえとすみれが咲いてる、四十雀しじゅうがらが鳴いてる。うまやの裏でも通りかかって、屁でもプッと落すと、馬がコトリとやるんだからね。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
四十雀しじゆうから、蛙、カナリヤ、梟、山鳩、木鼠もづ、虻やら、甲虫、蚊など、どれも得意の話ぶりでしたが、おしやべり上手の野牛には、どうしてもかなひません。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)