“四十”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しじふ35.7%
しじゅう21.4%
キャラント14.3%
よそ7.1%
しじっ7.1%
よそじ7.1%
よんとう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは下町したまち相場さうばとてをりかへしてるはなかりき、さるほどにこのほどのあさまだき四十しじふちかかるべき年輩としごろをとこ紡績織ばうせきおり浴衣ゆかたすこいろのさめたるを
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それでなくッてさえ熱がね、新さん四十しじゅう度の上あるんです。少し下るのは午前のうちだけで、もうおひるすぎや、夜なんざ、夢中なの。
誓之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
Salle Louzet は「三十トランテ四十キャラント」だ。そして La Salle Médecin は「鉄の路シュマン・ドュ・フェル」の賭博室である。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
はや四十よその年月かさね
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
ありし世をかけて思へば夢なれや四十よそじの秋も長くしもあらず
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
石切いしきりの仕事は今は自由労働である。好きなだけ働く。つまり採掘の本数で賃銀を受ける。標準は「五十ごとう」といって幅一尺、厚み五寸、長さ三尺である。これに準じ「四十よんとう」とか「六十ろくとう」とかいう。
野州の石屋根 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)